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空虚惑星⊿X

何か有意義なことをしようと改めて考えてみたら、「アレ?何もやることないぞ!」と気が付いた星の人が綴る日記

1年過ぎて。

1年前の今日。

5時に起きて勉強。
会社に行って仕事して、午後に部長と課長を交えて面接をした。
ボクが仕事を辞めるか続けるかの面談だった。

会社がかなり譲歩してくれて、親身になってくれたからこちらも譲歩すべきかと思い、1年様子を見ることにした。
ボクにとって、あと1年の勤務と現場復帰は無駄にならないと思ったからでもあった。

その面談が終わって事務所に帰るときにソレは起こった。


人生初の大きな揺れ。
不謹慎だが、待ちに待った破滅の時に狂喜した。

でも、結果は違った。

ボクは生き残った。
正確には、ボクが暮らす地域は安全だった。

ボクが待った破滅は、遠く東北の地で人々や彼らの暮らしを呑みこんだ。

そんなことを知るのは2日か3日経過したあとのことだが、それを知ったときは自分の馬鹿さ加減に嫌悪した。
災害など望むものじゃない。
自分一人が死ねばいいのだ。

電車は止まり、街は静かだった。
その日はフットサルの練習日だったが、来たのはボクと責任者の2人だけだった。
緊急事態なのだ。携帯電話も繋がらない。
誰が来ても解散にしようと思ったが、30分経って誰も来ないのでボクらは帰ることにした。

帰ってからはニュースを見たが、地震速報ばかりだった。
とはいえ、情報は少ない。
主に電車が止まって帰宅難民が出てる情報ばかりだったろうか。

ボクは次の地震に備えて洋服を着たまま就寝した。
次がここなら、ボクが誰かを救うのだ。そう思った。

しかし、そんな危機も機会も訪れなかった。

翌日、ボクは大量生産拠点である、工場を復旧させるために出勤した。

ボクの力は非力だから、ボクの手は小さいから。
そんなボクでもできることをしよう。

物資を作る。
作って作りまくって、うちの経営者が寄付を考えられるくらい作ってやろう。

ボクにはそれができて、それが一番効率がいい。

そう思って仕事を続けた。




あれから1年。

ボクも、
被災地、被災者も、
そろそろ次のフェーズに移る頃合いだろう。

『がんばろう』

そう、それしか言えない。
そして、それだけが命綱だ。

『がんばれ!』

辛いけれど、もう1年、歯を食いしばって踏ん張ろう。
晴れたときには力を抜いて。
雨のときには身を縮ませて。
潰れないあんばいで…

『もう少しがんばろう』

そうやって動くだけで、前進できて、
そうすれば、絶対明日が来るんだ。

『明日』なんて言葉が、これほど眩しい時代がくるとは思わなかった。
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