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空虚惑星⊿X

何か有意義なことをしようと改めて考えてみたら、「アレ?何もやることないぞ!」と気が付いた星の人が綴る日記

白馬三日目

二日目の夜。
初日にできなかったことをした。

星を見るていた。
思った通り、キレイな夜空だった。
アレが天の川だろうか?
そんなことが思いつけるくらい、星だけが輝く夜だった。

双眼鏡を使って星を大きく見て見た。

ここで見る星は数多いのに、双眼鏡から見ると、更にその奥に小さな星があるのが見える。

その奥、その奥に星は瞬いている。
暗くて見えない星は、拡大すると見えるようだ。
そして、さらに奥に、ボクらの知らない星がある。

無限に続く星の列。

温泉地独特の、硫黄の匂いを感じながら、星を見続けていた。

不意に、流星が目の前を横切る。
双眼鏡の中の出来事だ。

ただでさえ、流星が視界の焦点が合うところを流れることなんて少ない。
なのに、双眼鏡という超絶視界が狭い世界に現れるなんて。。。

なにかあるかも。

そう思わせる夜だった。



白馬三日目


今日は行動時間が一番長い日だ。

昨日下った山を1000メートル登り返して尾根へ復帰し、そこから縦走を再開する。
行動時間はハンパない。

行程表を参照すると、行動時間10時間30分!
5:30に出発して、休憩なしで15:30の到着ということ。
休憩なし、なんてできるわけないので、17:00までに着けばいいや! の気持ちで出発した。

出発してみると、温泉効果なのか、登る足の調子がいい。
休憩は立ったまま息を整える程度で、3時間予定のところを2時間で1000メートルを登ってしまった。

「これはイイぞ!」

と思っていたが、見事に地形に逆襲された。
尾根に入って気持ちよかったのは30分だけ。

現れたのは、急直下、急勾配。
崖を降り、崖を登ることをいったい何回させるのか?

これが噂に名高い【不帰キレット】と、その他。
ロッククライミングばりの崖を20kg弱を背負ってよじ登り、下るのだ。
130813 五竜への道01


足下は空中という状況のなか、本当にこれが一般ルートなのかと疑うが、昔からある道である。
これが昔から愛される道なのかと思うが、実際、二度と行きたくない気持ちでいっぱいだ。
それほど危険な匂いがムンムンとするルートだった。
130813 不帰キレット01 
130813 不帰キレット02 
130813 不帰キレット03


だが越えなければならない。
越えないとそもそも帰れない。
いや、越えるためにきたのだからやらないわけにはいかないのだ。

今日も比較的人が多いと感じてはいたが、【不帰キレット】に関してはいきなり人数が限られてきたと感じる。

上の年齢は経験者ならいくつでもだが、下の年齢は中学生の少年くらいまでしかみかけなかったかも。
昨日まではうら若き山ガールだけのパーティもいたが、ここではみかけなかった。
、、、ま、カップルはいたがな(夫婦含む)。

そして日光も凄まじい。
気温は20℃程度のはずだが(下界は40度に近づいていたそうな)、刺すような日差しがボクの黒い肌をさらに灼く。そして、もう痛い。
岩に取り付きながら、日差しに晒され、無防備に肌に突き刺さっていた。
130813 不帰キレット04


自慢じゃないが日差しには極端に強い性質で、日常生活で日焼け止めは使わない。
黒くはなるが痛くないからだ。

しかし、今は痛い。

暑いのに、アームウォーマ・レッグウォーマ・帽子着用。
ボクには珍しいアイテムだ。
痛すぎて使うことにした。日焼け止めの持ち合わせはない。

バテてしまった。
熱によって力が奪われる。
体の調子が悪くなるというよりは、体の発熱を抑えようと、能力が落ちるような状態になっている。

一度なってしまった熱バテは防具を着用したくらいでは治らず。
それでも、バテバテで【不帰キレット】を攻略。
しかし、そこから目的地まで4時間以上もある。

もう、苦しみだけ。
登りが来ると、
「登るのぉ~?」と愚痴り、

下りが来ると、
「膝痛いよぉ~!」と愚痴る。

そして到着、五竜山荘。
今日のテン泊地だ。

今日は百名山の攻略はなかったが、行程が無闇にハードだった。
それでも予定より早い15:15着。

それなのに、テン場にはテントがいっぱい!
山荘にテン場の使用料を払いにいったら「今、テントでいっぱいになっていまして、、、 テントを張るところを決めてからもう一度きていただけますか?」とのこと。

ほほう、探すのか。
テン場を見渡す。
ない。どこにもない。
つーか、こんなところ張っていいのか? というところにまで張っている。

しかししゃーないのだ。

もう歩けないくらい頑張った登山客に、どこか行けとは言えない。
でもこれから張れるところは快適さを保証できるようなところは用意できない。
自分で納得してテントを張ってもらうか、あきらめて小屋に泊まるか、、、二つにひとつ。

もちろん、むりやり探しましたよ。
こんなところに? というところに張ってやったよ!
この三日で悟ったな。
テント泊旅行はレジャーシーズンに来てはだめだ、と。

テントもなんとか張り、寝るところを確保したら次はビール!
うまいでしょ?
うまくないわけないでしょ?

2本飲んじゃった。

人が多すぎてイライラするけど、ま、ロケーションと、疲労でビール最高!
今日の自分を賞賛しながら、夕日を見送った。
130813 五竜山荘
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