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空虚惑星⊿X

何か有意義なことをしようと改めて考えてみたら、「アレ?何もやることないぞ!」と気が付いた星の人が綴る日記

北海道1日目 斜里岳

目が覚めたのは5時だった。

昨日、目覚ましをかけたわけではない。
太陽がまぶしくて目が覚めたのだ。

はて、日の出はこんなに早かったかな?
関東の5時は薄暗かったような気がする。

ま、そんなことはどうでもよい。
明るいにこしたことはない。

そのままの状態で、ボクは車を飛ばして斜里岳登山口へ向かう。
今日の登山口は【清岳荘】という山小屋からだ。

メシを食って、斜里岳登山にエントリー。

朝飯を駐車場で粘って食っていたのだが、登山者が多めに思う。

北海道でも山登りはメジャーなのだろうか。
いや、ここまで来て登るのは、だいたい内地人か。
自分もそうだしな。
そんなことを思いながら、ボクは歩を進めることにした。

斜里岳。
下調べした感じだと、沢登りの様相。
ほとんどの行程で水辺を進むようだ。

実際に、小さくない沢の右岸左岸を行ったり来たりしながら上流へと足を進めていく。
時には滝の真横を。
時には浅い沢を踏みつけながら進む。
130927_ここを登るんですよ


ボクの靴は、今年から撥水性の高い油が塗られている。
外皮とソールの縫い目にも、埋めるように塗りたくっていて、水ごとき、そうそう内部に侵入を許さない構えだ。

最初に踏破する山に斜里岳を選んだのは偶然だが、確かに最初でよかったと思った。
靴の撥水性は連続使用していると落ちていく。
一番防御力が高い段階で水の猛威に対抗できるのは心強かった。

今回の登山は全部日帰り登山だ。
ボクは日帰り登山だと余計なものを持ち込んで、わざと重くして〝トレーニング”と称することもよくするが、今回は本気アタックである。

初めての北海道。
なぜか不安な、北への旅。
熊の遭遇率の高さ。

いろんなことを考慮すると、日帰りとはいえ余計なことは考えない方がよいだろう。
だから今回は、軽量装備で高速化を狙う。

その効果は抜群であった。

コケの張った岩、浮いて緩くなっている岩の上でも余裕の自立。
休憩いらずな連続運動性。
何より膝の痛みが軽減されること、など。
荷物が軽いことによるメリットは絶大だ。

ま、不安としては、『荷物が少ない=保険が少ない』ということなのだが、日帰りだからこそできる最低限度というものを使って行動する。
どうせ熊に遭遇したら荷物を置いて逃げるのだ。失うものは少ない方がいい、と割り切ったところもあった。

とにかく、激しい水の攻撃に耐えながら、ボクは斜里を攻略した。

と、かっこよく書いたが、80歳のおじいさんも登っているのだから、一般ルートの範疇だ。しかし、おじいさんは言っていた。

『とんでもない山だ! 危ないくて二度と来ないという奴の気持ちがわかった!!』
…だと。

まぁ、確かに。
ボクのように水のアトラクション的に捉えることができれば楽しいですむのだろうが、普通に見れば高度・斜度のある沢登りだ。登山に来た人にしたら、『こんなの聞いてないよ~』というところなのだろうな。
130927_斜里頂上

斜里岳頂上では、すでに何人かの踏破者がおり、ちょうどガスってしまった眺望が晴れるのを待っていた。
ボクも記念撮影を終え、その3人と談笑しながら、寒さこらえて眺望を待つ。

ふと、
突然開ける眺望。
オホーツク海の青い海。水平線まで広がる。
眼下の町はとても平たくて、都会のようにゴツゴツしていない。それがとてもスッキリしていて、これもまたいい。
130927_斜里頂上から臨む 

遠く知床半島。
明日行く予定の羅臼岳がそこにある。

ここにいる二人が、昨日、羅臼岳に登った人だとわかった。
ボクは羅臼について訪ねたが、台風の影響で猛嵐になっていて何もわからないと口を揃えた。
例え何も見えなくても、とりあえずだとしても、登頂だけはしておこうという気持ち、わからなくはない(笑。
もう一人は雌阿寒岳に行ったと語った。
そちらは明後日向かう山。でもこちらも嵐に見舞われてどうにもわからない。

ただ、わかったのは、
かなりの登山客が北海道の山々にいて、
ボクが警戒するほどには、熊が頻発することはないようだ、ということ。
これは少し安心した。
ソロだからね、熊との遭遇は生死を分かつ。
だけど… 実際は見てみたいという欲求はあるのだけれどね。


眺望を見たボクらは頂上を後にした。
各自ソロ登山なので、下りの足が早いボクが自然と先頭に立ち、離れていった。

130927_下山中 透明度高い龍神池
このとき、まだまだ午前中だったので、途中の池にも立ち寄り、登山者と会話もしながらグズグズと下山した。
それでも、車に着いたのは13時。
予定通り、予定より早い到着だ(笑。

その後、車中泊した道の駅『パパスランドさっつる』に戻り、温泉に浸かる。

温泉を後にして、翌日の羅臼登山に向けて移動。
宿泊地は、やはり道の駅。
知床半島入口に位置する『ウトロ・シリエトク』。羅臼登山口まで恐らく20分のところ。

移動時間、約2時間で到着し、そのまま『ウトロ温泉』へ。
行ったのは大衆浴場の様相の『夕陽』なんとか。
塩味の利いた温泉で、目が痛い(笑。
でも、趣向が生きてる露天風呂が良かった。

道の駅に戻って、夕飯が食えるところを捜す。
そして北海道上陸後、ようやく土地の食事にありついた。

知床の海で穫れたという、刺身定食!
ウニが時期はずれで上がらない、ということで海鮮丼をやめて刺身にしたのだが、タコ・カレイ・ホタテ・ツブ貝?・ボタンエビ、 などが盛られており、とても美味しかった。カレイに至っては大振りに切られていたこともあり、白身なのにタコかと勘違いしたくらいのプリプリだ。

この日、
斜里岳登頂。
温泉2軒入湯。
土地の魚を食った。

とても満足して、
ボクは車中で酒盛りを再開するのだった。

130927_北海道っぽ
北海道っぽいカットをひとつ。
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